ラルチザンパフューム テ プー アン エテ THÉ POUR UN ÉTÉ

ラルチザンパフューム

ラルチザンパフュームらしい、詩的な名前を持つテ プー アン エテ。

「夏の紅茶」という名前の通り、それは穏やかな夏の、午後のイメージ。

木陰でミントを浮かべたアイスティーを楽しんでいる様子が目に浮かぶ作品です。

テ プー アン エテはどんな香り?

テ プー アン エテの香調

ラルチザンパフュームの公式サイト(旧サイト)では、フレッシュグループに属し、香調はフレッシュフローラル アロマティックとされています。

既存の香調グループではなく、作り手側がオリジナルの香調を提示するケースです。

こうした分類は、2つ以上の香調にまたがった作品に多く見られます。

アロマティックと言われるだけあり、精油を嗅いでいる時のようなナチュラルな香りが特徴的です。

テ プー アン エテのコンポジション

コンポジションは下記の通り。

ヘッドノート / レモン、ベルガモット、ペパーミント
ハートノート / ジャスミン、オスマンサスの花、グリーンティー、マテ茶
ベースノート / シダーウッド、ムスク

シンプルで、「夏の紅茶」のイメージ通りの素直な構成です。

明るく軽い香料が多く、こうして香料を眺めているだけでも夏の午後らしさを実感します。

テ プー アン エテの主だった香りは?

テ プー アン エテの特徴ある香りは、ジャスミンと緑茶、ペパーミントです。

明かされている香料の通り、嗅ぎ分けのしやすい作品ですが、特にこの3つの香りを際立って感じることができると思います。

ジャスミンのお花のホワイトフローラル香が好きな方はもちろん、ちょっと珍しいお茶の香りを探している方にもオススメ。

テ プー アン エテの香りの保ちは?

テ プー アン エテはオードトワレのみの作り。

香水(パルファム)やオードパルファムの作りはありません。

一般的に、3〜4時間は香りを感じられるとされるオードトワレの中でも軽めで、2〜3時間が目安になると思います。

ラルチザンパフュームの中でも淡い香りで、ロードラルチザンやエテアンドゥースと同じくらいの、柔らかく軽い作品となっています。

体温が高い方は、2時間程度でドライダウン後のお茶とムスクのまろやかな香りが現れてくるでしょう。

お茶の香りは、緑茶とマテ茶がブレンドされていて、既存のお茶ではないオリジナリティあふれるお茶を味わっているかのようです。

テ プー アン エテはオフィス向き?

とても軽く明るい香りなので、オフィスにもピッタリです。

香りの変化を通しても日中を感じさせる明るいストーリーが続き、レモンやペパーミントの爽やかさはオフィスでもイヤミになりません。

作品が描くストーリーは夏ですが、一年を通じて違和感なく楽しめます。

明るく清潔感のある印象を与えてくれる作品です。

テ プー アン エテのオススメの使い方

テ プー アン エテの良いところは、ズバリ重ね付けが美しく香るところです。

もともとが淡く軽い作りで、香りを重ねても透明感が損なわれないのです

朝、出勤前にしっかりとまとい、お昼休みに付け直しても、夕方にはほとんど飛んでしまうため、上から重ねて他の香りをまとうことができてしまいます。

他の香りを重ねる場合は、ジャスミンやムスクが入ったものなら相性も良く、きれいに重ねて使うことができます。

同じラルチザンパフュームの中で重ねるのなら、シャッセ オ パピオン エクストリームミュール エ ムスク エクストリームはもちろん、ニュイ ド チュベルーズ、ラペル トワといった重めのフローラルも夜向きでオススメです。

※リンクはこのブログの香水レビューへ。

テ プー アン エテのラインナップ

テ プー アン エテ オードトワレ

2017年2月、ラルチザンパフュームのブランドリニューアルにより、容量100mlのみの作りとなりました。

金のキャップに透明のガラスボトルに入っている旧版には、50mlの作りもありましたが、すでに入手は困難となっているようです。

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