サルヴァトーレ フェラガモ インカント チャーム Incanto Charms Salvatore Ferragamo

香水レビュー

初夏になると、ついついシトラス系の香りを求めたくなります。

でも時には、柑橘の香りが入っていない夏向けの香りをまといたくなりませんか?

今回ご紹介する香りは、他人とかぶらないサマーフレグランスを探している方や、夏こそ香りで冒険してみたい方にオススメ

サルヴァトーレ フェラガモ インカント チャームをご紹介します。

インカント チャームの香りは?

冒頭でも触れた通り、インカント チャームにはシトラス系の香料が入っていません。

シトラスなどのオレンジ系の果汁を使わずに、夏らしい雰囲気を作り上げるには、いったいどんな香料を用いているのでしょうか。

サルヴァトーレ フェラガモ インカント チャームの香りの構成

インカント チャームの香りの構成

トップノート:パッションフルーツ、ハニーサックル(スイカズラ)

ミドルノート:ジャスミン、ローズ

ラストノート:アミリスウッド、ホワイトムスク

調香師:ビアトリス・ピケ(Beatrice Piquet)

さわやかな甘みは何の香り? 柑橘系の香りは入っていないけれど?

シトラスの代わりに、トップノートで弾けるのはパッションフルーツです。

南国を感じさせるジューシーな香りがうきうきさせてくれそうです。

ハニーサックル(スイカズラ)もまた、甘くみずみずしい香りのお花です。

柑橘系の果汁を“思わせる”、甘さの中にすっきりとした香り立ちをするお花の一つでもあるんですよ。

女性らしく輝くミドルノート

ミドルノートは、夏も使える軽やかなホワイトフローラルです。

トップノートとミドルノートを自然に繋ぐ香り方も美しいです。

ラストノートに現れるアミリスウッドは、サンダルウッドに似た甘い樹木の香りを持つ、ミカン科の樹木です。

インカント チャームのどこかに、やはり柑橘を感じてしまうのは、こんなところにあるのかもしれないですね。

調香師のこだわりを感じます。

インカントチャームが似合う女性像

サルヴァトーレ フェラガモのフレグランス製品を扱う、輸入商社の川辺株式会社の公式サイトには、インカントチャームがイメージする素敵な女性像が描かれています。

インカントチャームをまとったその女性は、アクティブで情緒が豊かな人物を想像させます。

あるいは、インカントチャームをお守りのようにまとうことで、この香りをまとうすべての人に、そんな素敵な存在であってほしいというフェラガモの願いなのかもしれませんね。

インカントチャームシリーズとは

インントチャーム、って、他にも似たような香水がたくさんあるような?

それもそのはずです。

インカントチャームは2006年の発売以来、10年以上も愛され続けており、インカントチャーム●●といったバリエーションがシリーズされるほどの人気シリーズとなっているのです。

インカントチャームのバリエーションは、下記で紹介していきますね。

インカントチャームのラインナップと主なシリーズ作品

インカントチャームを始めとするインカントシリーズのフレグランスは、オードトワレとなっています。

一般的なオードトワレよりも軽やかに作られている印象です。

オーデコロンほど香りが淡くはないのですが、軽やかで持続時間は短め。

気軽にまとえるトコロも、インカントシリーズの魅力の一つです。

甘い香りが多いインカントシリーズですが、使う量やスプレーする部位を調節すれば、仕事中の気分転換にも使いやすいものが揃っています。

香りの雰囲気も、明るい気分にさせてくれる香りばかりです。

また、インカントチャームには、よりライトなボディミストも。

インカントチャーム オードトワレ

インカントシリーズの元祖です。

なんだかんだ、個人的にはインカントチャームが一番好きです。

人生を思い切り楽しもうというポジティブシンキングの背後に、どこかピュアな印象も感じさせます。

インカントチャーム ボディミスト

香水(オードトワレ)よりも使いやすいボディミストは、インカントチャームの発売10周年を機に誕生しました。

パシャパシャとまとえるので、ジムの帰りや気分転換にどんどん使えますね。

インカント スカイ

さわやかで甘いインカントスカイは、洋ナシと青リンゴの果汁感たっぷりのトップノートから始まります。

ミドルノートは、ロータス(蓮の花)とウォータージャスミンが優しく花開き、ラストはムスクとピーチです。

ドライダウンは、インカントスカイというネーミングの通り、空に浮かぶ白い雲をイメージしているんだそう。

インカント ヘブン

現在は廃盤となっている「ヘブン」ですが、あえて旧作のコチラを紹介します。

なぜって、インカント チャームと同じ調香師の作品だから・・・

グレープフルーツの親近感あふれる元気なトップノートに始まり、やがて女性らしいピンクピオニー、アプリコット、ラストはバイオレットといった連続した香りの変化を感じさせます。

まだ大人に成り切ってしまう前の、女性の成長をイメージしました。

バイオレットを用いながらも、オバサンっぽくなりすぎず、可憐で優雅な雰囲気を感じさせてくれます。

インカント アミティ

柑橘系が入ったインカントの登場です。

薩摩マンダリンと夕張メロンという、日本のフルーツの香りが用いられているのだとか。

メロンの芳醇な甘い香りは、夏を想像させてくれますね。

シダーウッドとムスクのドライダウンも優しく、やわらかなドライダウンです。

熟したメロンの香りがたまらなくジューシーな作品です。

パッケージもカラフルで、香りだけでなくボトルからも元気にをもらえそうです。

インカント ニューブルーム

ボトルに描かれているのは、タンポポ。

新しい何かを予感させるような、ポジティブなパワーに溢れた作品です。

ユニークなバラが使われているのが特徴です。

ティーローズとは、中国で品種改良されたお茶の香りがするバラの花。

ステップアップしたい時、新しい環境で挑戦に挑む女性に、ぜひまとっていただきたいですね。

インカント ラブリーフラワー

恋愛モードを高めたい時のお守り香水にするなら、インカント ラブリーフラワーがオススメです。

ストロベリー、レッドカラントの赤いベリーに胸がキュンとしてしまいそう。

ローズ、ジャスミンといったおなじみのフローラルに加えて、ピオニー(芍薬)の花がロマンティック。

ラストノートはベンゾイン。メープルシロップを思わせるような、ホッとする甘い香りのドライダウンです。

インカント シャイン

よりトロピカルで、太陽の下で過ごすバカンスを予感させるようなインカント シャイン。

パイナップルとパッションフルーツのトップノートが、すぐにあなたをビーチへと連れて行ってくれるかのよう。

ミドルノートはフリージアと、大人のピーチがセンシュアルです。ぬくもりのあるドライダウンは、シダーウッドとアンバーが織りなしています。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました