イベントレポート ディプティック ヴェチヴェリオ オードパルファム VETYVERIO

ディプティック

ディプティック青山店で行われた、新作発表イベントに行ってきました。

イベントレポートと、新作のご紹介をかんたんにレビューしていきますね。

今回のイベントはどんな内容?

今回のイベントは、招待制の新作紹介イベントでした。

新作は、ヴェチベリオのオードパルファム

今までオードトワレしかなかったヴェチベリオに、今秋、新しくオードパルファムが仲間入りしたのです。

従来版は、下記のオードトワレです。

ディプティック ヴェチヴェリオ オードトワレ

この新作発表を記念したイベントでした。

これまでのヴェチベリオは?

今後もオードトワレは併売となります。

ヴェチベリオは、オードトワレとオードパルファムの両方を楽しむことができるようになるわけですね。

ドソンやフィロシコスと同様に、長く愛されるラインナップの一つとなる予感がしています。

ディプティック青山店の2階について

ディプティック青山店でのイベントは、いつお伺いしてもアットホームで素敵な雰囲気です。

2階のイベントルームは一戸建てのお家のよう。

ヴェチヴェリオをイメージしたカクテルも楽しむことができました。

グラスが並んでいると、アートのよう。

インテリアやあたたかなライティングなど、リラックスしてディプティックの世界に浸ることができるのです。

ブティック限定の商品も自然に並んでおり、ついつい気になるアイテムに手が伸びてしまいます。

今回は、ヴェチベリオのモチーフである文鳥のポスター、ペーパーアートが展示されていました。

ヴェチベリオ オードパルファムの香りは?

さっそく、ヴェチベリオ オードパルファムの香りをご紹介していきますね。

オードパルファム版のポイントは、なんといってもベチバーを存分に楽しめる香調であること。

イネ科の植物で、葉の部分ではなく、根の部分から香料を採取するため、草の香りと土の香りを併せ持った香りが特徴です。

大地を感じる香りから、ベチバーを用いた作品はアーシーと表現されることも。

ベチバーをモチーフにしたフレグランスでは、一般的に、ラストノートにベチバーが香るよう調香されます。

ところが、ヴェチベリオ オードパルファムの場合は、トップノートからベチバーを感じることができるのです。

トップノートでは、ベチバーとともに、グレープフルーツが立ち上ります。

単品で香りを感じるというよりも、ベチバーとグレープフルーツが相まって、独特の香りとなって広がるのです。

それは、潮を感じるソルティーノート。

ヴェチベリオがモチーフとしているハイチの土壌を彷彿とさせるような、塩気のある大地に立っているかのような気分になります。

というのも、ハイチには活動の激しい火山があり、海に浮かんだ島特有のソルティーな香りと、火山土壌が織り成すスモーキーな香りを含んだユニークな土壌を持っているのです。

肌の上であたたまるまでの、ほんの数分の間、ぜひ、静かに香りを感じていただきたいですね。

このトップノートからミドルに移るまでの香りは、ラルチザンパフュームっぽい、アロマティックな表現だと感じました。

やがて、根を下ろしたベチバーのエネルギーを感じるように、ミドルノートに続きます。

ラストでは、意外にもフローラルノートを感じます。

ローズがラストに出てくるため、男性香水っぽくなりすぎないのです。

この他には、パチュリも入っています。

それにしても、ラストにお花の香りを持ってくるなんて、実に楽しいと思いませんか。

ヴェチベリオ オードパルファムは女性でもOK?

ディプティックは、性差を問わない作品づくりに定評がありますが、ヴェチベリオ オードパルファムは、男性でも女性でも、あるいは、どちらの性を強調したくない時でも、まとう人に寄り添い、その人らしさを演出してくれる作品作りが得意です。

私の場合は、やわらかく肌に馴染むように香りました。

オードパルファムという賦香率の高さ、濃厚さよりも、香りの奥深さを感じることができたのです。

意外にも、ラストに近づくにつれて、ローズ感が高まります。

甘いローズというより、ソーピーなローズでした。

体温が低い方のほうが、よりソーピー感が出やすいのではないでしょうか。

一晩置いたムエットからは、ベチバーとともにローズの香りを強く感じました。

ウッディーノートでは重すぎると感じる方、男性向け香水っぽく香らせたくない方にはオススメです。

また、男性の方でも、いかにもなメンズ香水が苦手な方には気に入っていただけると思います。

ヴェチベリオ オードトワレの香りは?

先行して発売されている、ヴェチヴェリオ オードトワレはどんな香りなのでしょうか。

私の印象では、オードトワレ版の方がウッディー感を感じます。

というのも、賦香率の違いから、必然的に飛びが早いオードトワレの方が香りの奥行きは浅めになるものです。

ディプティックのスタッフの方によると、オードパルファム版の方が、ベチバーそのものの香料も多くなっているとのこと。

こういった調香の違いからも、感じ方が変わるのだと実感しました。

オードトワレ版のほうがマニッシュです。

ディプティック ヴェチヴェリオ VETYVERIO
洗練されたパリの雰囲気の「ディプティック」は、意外な香りながらも、使いやすい香りが揃っています。 あまり知られていませんが、ディプティックにはベチバーの香りが印象的な香水上級者向けのオードトワレがあるのです。 と言っても、大人の...

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