透明感のある香りが特徴的なジョーマローンの中でも、私が特に気に入っている作品をご紹介します。
「ホワイトジャスミン&ミント」は、ジャスミンの香りのようでいて、ジャスミンらしくない、不思議な作品。
ジョーマローン ホワイトジャスミン&ミント コロン 100ml JO MALONE WHITE JASMINE AND MINT COLOGNE
濃厚で甘い香りのジャスミンをイメージしている方は、良い意味で裏切られます。
みずみずしくてさわやかなジャスミンの香水が、ジョーマローンのホワイトジャスミン&ミントです。
ホワイトジャスミン&ミントの香りの構成
ハートノート:ジャスミン
ベースノート:マテリーフ
調香師:デビッド・アーペル
ホワイトジャスミン&ミントをつけた瞬間から、さわやかな風が吹いたかのようにミントが香ります。
葉や草が持つ青々とした香りを表現したグリーンノートを、さらにフレッシュにしたかのよう。
ハーブそのものの草っぽい香りや、アロマティックな作品が好きな方にはたまらないフレッシュグリーンだと思います。
まだ朝露に濡れた、摘みたてのミントの葉を前にしたような、清々しい気分になれちゃいます。
その後ろから控えめに現れるのが、ヒロインのジャスミン。
ジャスミンが強い香水は、どこか濃厚でむわっとするようなところがありますが、コチラは清楚で控えめ。
先日ジョーマローンのショップの方とお話ししていて伺ったのですが、人によってジャスミンが強く出る人と、そうでない人がいるのだそう。
私の場合はミントの方が強く、ジャスミンは控えめでした。
ミントが香っている間はクールな印象で、真夏のオフィスで使いたくなるフレッシュな感じです。
ジャスミンを脇役にしてしまうミント、なんだかまるで、宝塚の男役のようです。
やがて体温で温まるにつれて、徐々にマテリーフ(マテ茶の葉)が現れてきます。
マテリーフのほのかに甘いお茶の香りが立ち上ってくると、自然とリラックスした気分に。
ドライダウンのマテ茶の香りは、私にとっては初夏の晴れた日、テラスでお庭を眺めながら過ごす、午後のティータイムです。
ホワイトジャスミン&ミントの香りのもちは?
ジョーマローンの香りは、コロンという名称がついているものはオードトワレです。
ジョーマローンのコロンは、一般的なオードトワレよりも軽めの作りが多いと感じます。
その分、ブランドからの提案として重ね付け(コンバイニング)を推奨していますね。
重ねた時にキレイに香るように計算されているため、1つ1つの作品は軽めに仕上げているのだと思います。
さて、肝心の香りのもちは、2〜3時間といったところでしょうか。
ドライダウンも短めです。
前回スプレーした同じ部分に重ね付けをしても香りが濁りません。
気軽にパシャパシャ使えて、同じ香りだけでなく、他の香りも重ね付けOKのジョーマローン。
自由に自分らしく、香りを楽しめるブランドです。
ホワイトジャスミン&ミントのラインナップ
ジョーマローンのコロンは、一般的なオードトワレに該当します。
ホワイトジャスミン&ミントは、自然の中で寛いで過ごす時のようなヘルシーさと、洗練された都会的なセンスを融合させたかのような作品です。
全体的に軽めの香りなので、オフィス用にもオススメ。
ホワイトジャスミン&ミント コロン