ミラー ハリス ローズ サイレンス Rose Silence

ミラーハリス

バラの香水って、テンションを上げたくなる時にまとうものだと考えがちでした。

最近、バラの香りを、ゆっくり過ごす日の自分のためにまとっても良いのだ、と気付かせてくれた香りがあります。

それが、ミラーハリスの「ローズサイレンス」です。

【ミラーハリス】ローズ サイレンス オードパルファム EDP SP 50ml [並行輸入品]

ローズサイレンスの香りは?

ローズサイレンスは、比較的シンプルな構成の作品です。

トップノート:マンダリン、ブラックカラント
ハートノート:ローズ
ベースノート:パチョリ、カシミア ムスク
調香師:リン・ハリス(Lyn Harris)、マシュー・ナルダン(Mathieu Nardin)

弾けるようなマンダリンとブラックカラントが、初夏の休日の朝を思わせます。

カーテンと窓を開けると、目に入るのはお庭に咲くバラ。

ふわりとそよ風に乗って届くバラの香りを胸いっぱいに吸い込んで、今日がお休みの日だという、リラックスした気分を楽しみます。

優しく支えるかのように、パチョリとカシミア ムスクが静かに香りますが、あくまでもヒロインはバラの香りです。

ミラーハリスらしく洗練された作品ですが、どこか自然に帰りたくなるような、素朴な印象を持っているところが特徴です。

ノーメイクの日、デニムやスニーカーに合わせてもOKなバラ香水がローズサイレンスです。

ローズサイレンスは典型的なバラ香水?

バラの香水は、世の中にありふれています。

バラの香りがする、またはバラの香料が入った香水を作っていないフレグランスメゾンは、一つもないと言っても過言ではないのでは。

そんな、香料のヒロインでもあるバラの香りが入った香水は、私の中では、自分をオンにする時にまといたくなるものでした。

ところが、ミラーハリスのローズサイレンスと出会ってから、その考えが頭でっかちだった思うようになりました。

ローズサイレンスは、洗練されているのに、ナチュラル志向のバラです。

それは、剪定されたバラ園のバラではなく、地植えをそのまま楽しむ天然のバラ。

自宅の庭に植えられた、自分のおうちのバラといった風情です。

リラックスして過ごす休日の朝、自分の時間をのんびりと楽しむ贅沢・・・

そんなシーンが浮かんできそうな、くつろがせてくれるバラの作品です。

ローズサイレンスの香りのもちは?

ローズサイレンスは、穏やかなバラの香りが軽やかに続く作品です。

おおむね3時間ほどはもち、その後はやわらかく肌になじんでゆきます。

香水をまとっていることが周りにわかるのは3〜4時間ほどで、その後は、自分の肌に鼻を押し付けてみないとわからないくらいの穏やかさが長めに続きます。

ローズの華やかさをパチョリとムスクが丸めてくれ、肌なじみの良いまろやかなドライダウンを楽しめます。

まさに、自分のために香らせるバラ香水、そんな位置付けにあたると思います。

香りの変化は小さい方ですので、3時間ほどで付け直しをしてもいいですし、そのまま残り香を楽しむといった使い方もお休みの日にはピッタリ。

ローズサイレンスは合コン向けのアグレッシヴな香りではないため、恋の勝負用にはもう一つのバラ香水「ローズアンノワール」がオススメです

ローズサイレンスのラインナップ

ローズサイレンスはオードパルファムのみの作りです。

周りに香りが拡散するのは3〜4時間ほどなので、オードトワレとオードパルファムの中間くらいの強さだと感じました。

ローズサイレンス オードパルファム

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