ニューヨーク発のアパレルブランド「トッカ」のビューティーラインからも、フレグランス製品が発売されています。
歴史上の人物や、実在の映画女優、架空の女の子といった、一人の女性をモチーフにした香り作りがなされていて、ネーミングの背景にあるストーリーを知るのも楽しいです。
今回は、私が大好きなグラッシエラの香りをご紹介していきます。
グラッシエラの香りの特長
グラッシエラのモチーフとなった女性は?
グラッシエラの香りは、グレース・ケリーをイメージしています。
ハリウッド女優からモナコ公妃となった気品ある美しい女性。
妊娠中のお腹をバッグで隠したことから、そのエルメスのバッグがケリーバッグという名前に変わったことなど、その逸話はあまりにも有名。
1982年に事故で亡くなった後の今日でも、彼女は世界中の女性の憧れともなっています。
香りの構成は?
まさに、グレース・ケリーのイメージ通り。
ビターオレンジと梨、そしてアプリコットの甘酸っぱいトップノートに始まります。
柑橘系のトップノートは、親しみがあり、甘すぎないので使いやすいですね。
メインは白い大輪のユリの花がそこにあるかのような、凛としたホワイトフローラルノートです。
カサブランカリリーを引き立てるように、バラ、イランイランが優しく寄り添います。
そして、私が特に気に入っているのが、香りが消えてなくなる直前の上品さ。
アイリスやムスクにベンゾインの優しい甘さがとろけるようです。
この頃には、香りはとても弱くなっているため、自分だけがほのかに感じられる程度に。
グラッシエラの香りは、付けている間を通して気品があり、つけたての瞬間から香りが消えるまで、優雅な女性らしさを失いません。
私にとっては、ユリの花のように、すっと立った美人のイメージ・・・まさにONの香りです。
どんな時に合う香り?
お仕事モードに切り替えたい時、今日はハードな仕事だけど一日がんばりたい、という時にピッタリだと思います。
肌にまとうのはもちろん、スカートの裾や、ジャケットの裏側に吹き付けることで、身体が動くたびにフワリと香り、自分を取り戻すことができそうです。
白やベージュ、パステルカラーなど淡い色の繊維や、シルク、ウールといった天然素材は、香水がシミになったり、繊維を傷めてしまうことも。
ちなみに私は、洗濯機で洗える素材の布地につけるようにしています。
オフィスや夜遊びにもOK?
気品ある優雅な香りなので、オフィスでまとっていても、好き嫌いが大きく分かれる香りではないと思います。
ユリの香りでも、古臭くならず、近年のトレンドに合った軽やかな香り方が優雅です。
軽やかとはいえ、オフィスでは、上半身につける量は控えめに。その気遣いが、あなたの品格を上げてくれるのです。
一方で、やや優等生的な香りとも言えます。
そんな時は、ランチタイム後のお化粧直しで香りのつけ直しをせず、敢えて、香りが薄らいだ頃にほかの香りを重ねるのもアリ。
夜から予定がある時や、オンとオフで切り替えたい時にも、オススメの使い方です。
トッカのボトルデザイン
クラシカルなボトルのデザインも、トッカのフレグランスの特徴となっています。
丸みのあるボトル本体と、ビンテージのような加工が施されたキャップが特徴的です。
ボトルのガラスには重みがあって、高級感が感じられます。
お部屋に置いておいても可愛いですよ。
ボトルのラベル部分のみが香りによって異なっており、いくつかの香りを並べて置いてもオシャレ。
ちなみに、グラッシエラの香りは、ブルーのラベルとなっています。
グラッシエラのラインナップ
トッカのフレグランスは、香水(オードパルファム)の他、ハンドクリームやフレグランスキャンドルもあるのですが・・・
グラッシエラの香りは、現在のところ、香水だけで楽しむことができます。
グラッシエラ オードファルファム
グラッシエラのオードパルファムは、通常サイズ、50mlのワンサイズのみとなっています。