ディプティックの柑橘系フレグランス、オイエド。
江戸をモチーフにした香りで、私たち日本人には親しみやすい香りです。
いくつもの柑橘系の香りを使用しているだけあって、搾りたてのフレッシュジュースのように、フルーティーなオードトワレとなっています。
香りの構成と印象
柑橘系フルーツのフレッシュな香り
ディプティックの公式サイト(海外)に書かれている構成はざっくりとしています。
– Citrus, Thyme, Cedar Wood –
A luxurious, invigorating, and enchanted display of citrus fruits. Bright lemon, green mandarin, tangy orange, and tamarind make a bright and colorful combination.
http://www.diptyqueparis.com/oyedo-edt.html
出典:ディプティックの公式サイト(海外)
レモンやグリーンマンダリン、マンダリンオレンジなどの複数の柑橘類が入っていることとがわかります。
その他にはタマリンド、タイム、シダーウッドといった植物の名前が続いています。
江戸=日本を感じさせる、上品なユズの香り
ここには書かれていませんが、私が印象的に感じたのは、ユズの香りです。
オレンジの香りともレモンの香りとも異なる、ユズの苦味のある甘さを感じました。
ユズは日本を印象付ける香りの一つでもあります。
そんな香りがフランス製のディプティックから香ってくるなんて、なんだか嬉しくなってきませんか?
トップノートでは、ユズらしいやや苦味のある青い香りが立ち、そのフレッシュさに目が覚めるようです。
ミドルノートはユズジャムのような魅力
つけたての瞬間の青く苦味のあるユズの香りは、肌のぬくもりで香りがまろやかになるにつれ、徐々に甘さが増してきます。
ユズジャムのような、酸味とちょっぴりの苦味の後に、ゆっくりと甘さが口に広がるようにです。
体温で温まるにつれ、ハーブ類やシダーウッドの香りが立ってくるので、幼い印象になりすぎません。
フローラルの甘さや、グルマンの甘さとは異なり、果実や木材からなる穏やかな甘みです。
透明感がある甘さなので、体温が低い方の肌にも◎
オフィスには合う?
セクシーに香るタイプではないため、オフィスにまとっていくにも良さそうです。
清潔感がありますし、日本人には馴染みやすい柑橘類の香り。
適量を守れば、オフィスでも愛される香りではないでしょうか。
シトラス系が好きな方には、試してみてほしい香りの一つです。
ちなみに、柑橘類の果実の香りが好きな方には、このオイエドがおすすめ。
柑橘類のお花の香りが好きな方や、アロマテラピーで使うネロリの精油が好きな方には、先にご紹介したオーデサンスがぴったりです。
オイエドのラインナップ
香水はオードトワレのみの発売で、オードパルファムはありません。
ボディケアアイテムなどは作られておらず、ルームフレグランス類はキャンドルがあるのみとなっています。
オイエド オードトワレ
香りは軽く、季節を問わずに使いやすいと思います。
体温が高めの方は、飛びが早いかもしれません。
フレッシュなユズの香りを楽しみたい方は、こまめに付け直しをすれば大丈夫そうです。
透明感があるので、重ねてもきれいに香るのがディプティックの魅力ですね。