アニックグタールのプチシェリーは、メゾンフレグランス好きでなくとも聞いたことがあるのでは?
桃と洋梨のチャーミングなトップノートは、女性なら誰でもウキウキしてしまいそう。
1998年の発売以来、人気が続いているのも納得できますよね。
アニックグタールがどんなブランドかわからなくても、プチシェリーは知っているよ、なんて方もいるかもしれませんね。
もはや、プチシェリーはアニックグタールを代表とする作品と言えるかもしれません。
プチシェリーの香りの構成
ミドルノート:ローズ、ライラック(リラ)
ベースノート:バニラ、ムスク
調香師:アニック・グタール(Annick Goutal 、イザベル・ドワイエン(Isabelle Doyen)
プチシェリーの第一印象は、なんといっても桃と洋梨。
桃も洋梨も、ジューシーで甘い香りが若々しさを感じさせます。
ところがプチシェリーは、実はフルーティーノートだけではないのです。
いかに、トップノートが作品にとって強い印象づけになるかがわかりますね。
肌の上で温まるにつれ、ローズやライラックが花開きます。
ライラックはリラとも呼ばれ、春から初夏にかけて咲く、みずみずしさを感じる甘いホワイトフローラル様の香りです。
ラストは、バニラとムスク。
甘いけれど、優しく包み込むような、どこか懐かしいバニラの甘さです。
それもそのはず。
プチシェリーは、アニック・グタールが娘のカミーユのために作った香りなのです。
アニックが娘のことを「プチシェリー(小さな愛しい人)」と呼んでいたことから、この名前がついたのだとか。
どこかに母親から娘への愛情を感じさせるような優しい気配がするのは、私だけではないはず。
プチシェリーは大人女子でも使える?
プチシェリーの口コミを探すと、可愛い香り、といったキーワードがたくさん出てくるようです。
女の子らしい印象で、可愛いイメージに仕上がってしまいそう・・・
と、不安になる大人女子の方も多いのでは。
そんなあなたは、オードパルファム版を選んでみてください。
つけたての瞬間はわかりづらいですが、実際に肌に乗せてみると次第に違いが明らかになってきます。
桃と洋梨のフレッシュなフルーティーノートを楽しみたい場合はオードトワレ版がぴったりです。
ムスクが加わった大人っぽい世界観を味わいたい場合は、オードパルファム版がおすすめです。
オードトワレとオードパルファム、選ぶポイントは?
プチシェリーには、オードトワレとオードパルファムの2つの香水が展開されています。
香りが大きく異ることはありませんが、印象は少し違います。
オードトワレ版は、桃と洋梨のイメージが強いフレッシュフルーティー。フローラルの要素やムスクは控えめです。
プチシェリーは、一般的なオードトワレよりも持続時間は短めで、2時間程度です。
それでもフレッシュな桃と洋梨を感じたい時は、やはりオードトワレ版にはかないません。
オードパルファム版は、フルーティーフローラルといった趣きで、大人っぽい印象です。
オードトワレ版の桃と洋梨が消えてゆく頃には、バラとライラックが大人っぽく香るフローラルムスキーへ。
ラストにムスクを感じることができるのも、オードパルファム版ならではです。
オードパルファム版のドライダウンは、周りへの香りの拡散が終わった後で、自分だけが楽しむことができる贅沢な香りの時間。
あえて香りを付けなおしたり重ね付けをせず、ドライダウンを楽しむのも大人女子ならではの楽しみ方かもしれません。
その時の気温・湿度や、まとう人の肌質にもよりますが、オードパルファム版は4〜5時間は楽しむことができるでしょう。
プチシェリーのラインナップ
アニックグタール プチシェリー オードトワレ
桃と洋梨のジューシーな香りを楽しみたい時は、オードトワレを選ぶといいでしょう。
オードトワレ版は、若々しくはつらつとした雰囲気です。
アニックグタール プチシェリー オードトワレ
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アニックグタール プチシェリー オードパルファム
フルーティーノートにムスクが加わった、大人っぽく香りをまといたいあなたに。
プチシェリーの場合はオードトワレの持続時間が特に短い作品です。こまめなつけ直しができない場合にもオードパルファム版がオススメ。