香りでイメージチェンジをしてみよう
メイクやファッションといった、見た目のコントロールは、第一印象作りに役立ちますが、いったん築いてしまった後では、なかなか変わらない厄介なものでもあります。
そんな時は、目に見えない香りのイメージを借りることで、イメージチェンジを図ってみましょう。
イメージチェンジにピッタリの香水選びって?
「自分に合う香りを探して、纏う」ことは、香水の楽しみ方の王道の一つです。
ほとんどの方が、無意識に「自分に合う香り」を求めているのです。
かといって、自分の見た目に合わない香水や、意外な香りを纏ってはいけない、といったルールはありません。
イメージチェンジを図るなら、今の自分に合っている香りではなく、なりたいイメージの香水を探してみましょう。
今まで避けていた香水が、本当はあなたにピッタリの香りかもしれませんね。
意外性を演出する
よく知っているはずなのに、自分が思っていたその人のイメージと異なる一面を発見すると、強く印象が残るものです。
- おとなしく見えるコが、恋愛では積極的・・・
- メイクも洋服も派手だけど、実は料理じょうずで家庭的・・・
- 正統派美人なのに、アウトドア派でタフな面も・・・
あなたの周りにも、そんな「意外女子」、いませんか?
意外性が大きいほど、相手の印象にも強く残る。
これを、ゲインロス効果といい、心理学の世界では知られています。
まさに、第一印象を変えたい時にピッタリのテクニックですね。
髪型や服装といった、目に見えるイメージチェンジを図るだけでなく、目に見えない“意外な香り”が漂ってきたら、誰もがあなたにドキッとしてしまうかも。
意外性のある香り
・ラルチザンパフューム プルミエフィグエ(青いイチジク)
世界で初めて、イチジクの香りを用いた香水で有名です。
オードトワレとオードパルファムの2ラインがそろっています。
オードトワレ版には青みが強く感じられ、自然の中にいるようなフレッシュな青みが特徴です。
オードパルファム版は、青みが立つというよりも、南国風のミルキーな香りに仕上がっています。
イチヂクの葉と実に、ココナッツミルクとサンダルウッドをあわせた複雑な調香により、付ける方の魅力を高めやすい調香といえるでしょう。
従来のフローラル系ともフルーティ系とも異なる、自然な甘みと青みが絶妙です。
もし、オフィスに付けていくなら、爽やかなオードトワレ版がオススメ。
その上に、仕事が終わった後でオードパルファムを重ねても◎
ちょっと癖がある香りだけれど、纏う方を選ぶ香水とも言えるかも。
女性調香師が手がけた、繊細ながらも大胆な香りです。
・トミー ヒルフィガー トミーガール コロン
こちらはコロンなので、気軽にパシャパシャ使えます。
お値段も、びっくりするくらいお手軽ですが、良い香水は価格ではない、というお手本のような名品です。
一度は試してみる価値アリですよ。
グレープフルーツやクランベリー、グリーンパイナップルといった、甘すぎず瑞々しいフルーツの香りと、イエローローズが、元気で明るい女の子らしさを演出してくれそうです。
清潔感がある香りで、蒸しがちな日本の夏や、スポーツの後など、汗が気になる時でもさっぱりと香ります。
アメリカのメーカーらしく、香りの変化が起きにくいため、一日を通してフレッシュな気分でいたい時にもピッタリです。
男性用の香水を選んでもいい?
最近の日本では、男性の香りを選ぶ女性も増えています。
もちろん、その逆のパターンも。
ここ数年、ファッション全体のトレンドとして、“ジェンダーレス”が大きな潮流となっていることも影響しているでしょう。
香水は、衣類のように目に見えるものではないこともあり、ユニセックス化が起きやすいアイテムともいえます。
女性が男性用香水を纏うことに、日本ではヨーロッパほどの抵抗は見られないようですね。
日本では春から夏に掛けての気候が蒸し暑く、さっぱりとした香りが好まれる国民性かもしれません。
男性用香水はビジネスシーンで映える?
ビジネスシーンでは、男性用の香水がふさわしい場合もあるのです。
女性用香水に多いフローラル系、グルマン系の甘すぎる香りが、オフィスには似つかわしくないことも。
上司や先輩に、
「何をしに会社に来ているんだ?」
と思われてしまっては、あなたのイメージアップの努力も台無し。
最悪の場合は評価にも影響してしまいますよね。
甘さを抑えたクールな香りや、知的で落ち着いた印象を与えるウッディーな香りは、もともと男性用香水が得意とする分野でもあります。
もちろん、女性用香水が全て、オフィスでNGというわけではありません。
なりたいイメージと、TPOを意識した香りのコーディネートができると素敵ですね。
女性も使える男性用香水
・ディオール オーソバージュ
最近、ジョニー・デップがイメージモデルとなり、注目が高まっているフレグランスですが、発売は古く1966年。
ディオール初のメンズフレグランスとして誕生したのです。
シトラス、レモン、ベルガモット、といった柑橘系の爽やかなトップノートから始まるシトラス・シプレノートです。
プティグラン、オークモスが入っているので、シプレ系の一面もあるんですね。
男性用フレグランスですが、とても軽い香水なので、女性用としても爽やかに纏えそうです。
・エルメス ナイルの庭
エジプトのナイル川をイメージして作られた、2005年発売の限定フレグランスです。
睡蓮の花とマンゴーの香りから始まる、涼やかなトップノートが印象的です。
限定フレグランスのため、生産は終了しているようですが、ネットではまだ手に入るようですね。
見つけた方はお早めに。