大好きな香りを纏うと、心からハッピーに過ごせますよね。
そんな時、どこからか自分と同じ香りが・・・
そうです。
ブレイク中の香水や、有名な一品を使っていると、他の誰かとかぶってしまうことがあるのです。
そういえば・・・経験があるのでは?
今回は、他人と香りがかぶらない秘訣をご紹介します。
他人とかぶらない香りを楽しむには?
誰が付けても同じ香り??
ここ数年、クロエのオードパルファムや、ランバンのエクラ・ドゥ・アルページュは、OLさんにも人気が高いですね。
電車の中や街なかなど、若い女性が多い空間にいると、最低でも、1人は付けている方がいるような気がします。
人気の高さをうかがわせるようです。
一方で、どなたが付けても同じように香ると感じませんか?
もちろん、これは誰でも同じように香るよう、計算された調香なのです。
この傾向は、アメリカの香水文化と似ていますね。
アメリカ人も香りの変化を嫌うので、一定の香りをキープするタイプの香水が多く発売され、支持を得ています。
エスティー・ローダーや、トミーヒルフィガーなどがそうですね。
こういった、変化しにくい香水を楽しむ場合、重ねづけ(レイヤード)をしてみるという方法があります。
香りの重ねづけって?
複数の香水を一度に纏うことを、重ねづけといいます。
ファッション雑誌の特集でも時々見られ、マナー違反ではありません。
一方、香水メーカー側や調香師にとっては、推奨しないケースがほとんどです。
調香師が様々な香料を調香し、ベストな状態で売り出しているのが個々の香水。
すでに完成されている香りを、わざわざ違う香りと合わせるなんて、まさに芸術を壊すような行い・・・というわけです。
しかしながら、重ねづけは、一部の香水好きの間では人気がある楽しみ方でもあります。
重ねづけには向かない香水
香りが強いタイプの香水は、重ね付けには不向きです。
クリスチャン・ディオールのプワゾンシリーズなどは、香りが強め。
夜の雰囲気がする香水は、強めに香るように作られているようですね。
単体で楽しむか、同じラインのボディケアアイテムと併用すると良いでしょう。
同じ香りの重ねづけによって、肌の上で香りが馴染み、また持続時間もアップします。
有名ブランドの中でも、特に人気がある香水は、シャワージェルやボディクリームといった、ボディケアアイテムも揃っています。
また、オードトワレとオードパルファムの両方が発売されている場合もあります。
同じラインの重ねづけで、他人と差をつけてみるのも良いでしょう。
重ねづけのポイント
異なる香水を重ねづけするポイントは、ズバリ。
同じ香り(香料)が入っている香水を選ぶことです。
あなたが愛用している香水の、メインの香りは何でしょうか?
クロエのオードパルファムであれば、ローズの香り。
ランバンのエクラ・ドゥ・アルページュは、ピオニーやムスクですね。
これらの香料が入っている香水を、レイヤリング候補として探してみるのもおすすめです。
重ねづけの正解は1つではないので、しっくり来る組み合わせだけでなく、自分だけの意外な組み合わせを探すといった楽しみ方も。
ただし、香水どうしの相性によっては大失敗!なんてことも・・・
お家を出るその場で試すのではなく、事前にレイヤードの相性を試しておいた方がいいかもしれませんね。
慣れないうちは、香りが淡いものをチョイスするなど、控えめに。
重ねづけに選ぶ2本目の香水には、メインの香水よりも、一段弱いものを合わせるといいでしょう。
例えば、メインの香水がオードパルファムであれば、オードトワレやコロンを合わせるといった具合です。
また、どちらを先に重ねるかでも、印象が変わってきますよ。
重ねづけを推奨しているブランド
香りの重ねづけを推奨しているブランドもあります。
ロンドンの香水メーカー「ジョーマローン」では、メーカー自らが重ねづけを「コンバイニング」と称し、推奨しています。
ジョーマローンの香水は、そもそも重ねづけを前提としているため、失敗することはほぼありません。
合う、合わないは別としてです。
ジョーマローンで、現在日本で発売されているコロンは24種類※。
2種類を重ね付けしたとしても、その組み合わせは276通りです。
※2016年1月現在、ジョーマローンの公式Webサイトで扱っているコロンの種類から