お気に入りの香りを長持ちさせるには?

香水を楽しむ基本テクニック

お気に入りの香水を長持ちさせるコツって?

あなたのお気に入りの香水。

どのくらい前から使っていますか?

 

香水には、消費期限があることを前回お知らせしました。

それでも、できるだけ長く使いたいものですよね。

 

使っている間は、できるだけ良い状態で保管してあげるように、少しだけ気を配ってみてください。
今回は、お気に入りの香水を長持ちさせるコツを書いていきます。

 

 

■香水が劣化してしまうのはなぜ?

香水の成分は、98%がアルコールであると言われています。
成分では、化粧品よりも、ワインなどのお酒に近いと言ってもいいかもしれません。

香水は、アルコールに香料を溶かし込んだ液体です。
そのため、性質上から揮発もしやすいものなのです。

蓋を開けっ放しにしたり、万一蓋が緩んでいた場合は、あっという間に中身が揮発し、減ってしまうこともあるので、気をつけましょう。

また空気に触れている時間が長いほど、劣化も進みます。

アトマイザーなどへの詰替えの際には、短時間で手早く作業を進めるようにしてみてください。

 

■お気に入りの香りを長持ちさせるには?

香水がきらうのは・・・

(1) 直射日光、強い光
(2) 空気にふれること
(3) 気温の変化
(4) カビなどの菌類

(4) 以外の3点は、日常生活の中に放っておくと、どんどん劣化が進んでしまう、ということです。
(1) 直射日光、強い光
窓辺や日光がよく当たる場所に、香水瓶を置いていませんか?

日光は、香りの変化を進めてしまう原因にも。

香水瓶をインテリアにするには、中身が入った香水瓶でなはく、空のフラコン(ボトル)を使うと良いでしょう。
また、いま使っている香水は、できるだけ陽が当たらない場所に置くようにしましょう。

(2) 空気にふれること
香水の成分は、ほとんどがアルコールでできています。

空気に触れた瞬間から、少しずつ揮発していきます。

この、揮発によって、肌の上で香りが広がっていくのです。

一方で、蓋を開けたままにしておくこともNGです。

瓶の中に入っている香水全てが揮発してしまうことにもつながってしまいます。

(3) 気温の変化
日本は、季節によって気温の変動も大きい気候です。

温度変化の度合いをできるだけ平均的にしてあげると、香水にとっては良さそうです。

(4) カビなどの菌類
(4) は、一般家庭であれば、あまり心配はいらないかもしれません。

現代日本の一般家庭で保管するのであれば、よっぽど高温多湿で、カビや菌類などが多い環境下でない限り、心配しなくても良いでしょう。

極端な例でいうと、お風呂場(浴室内)に置くのは止めましょう。

 

 

■香水にとってのベストな保管場所は?

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上記の通り、香水は

 

・直射日光、強い光 → 暗いところで、
・空気にふれること → 蓋をきちんと閉めて密閉し、
・気温の変化 → 温度ができるだけ一定で、
・カビなどの菌類 → 清潔なところ
での保管がベストです。

 

これって・・・

家庭によくある何かに、似ていると思いませんか?

 

そう。一般家庭では、冷蔵庫が最適な保管場所なんです。

ちょっと意外でしょうか?

 

さらにベストな保管場所は、香水は、その成分がほとんどアルコールでできていることからもお分かりの通り、ワインセラーでの保管がベストです。
・・・といっても、普通は、おうちにワインセラーはなかなかありませんね。

 

家庭で、大切な香水を劣化させずに保管したい時は、冷蔵庫に仕舞う方法があります。

 

この保管方法を用いる場合、温度変化を少なくするために、使ったら、すぐにまた冷蔵庫に戻すのがポイントです。

 

常温で保管したり、冷蔵庫に入れたりを繰り返すのは、かえって劣化を進めさせてしまいます。

 

また、ご家族と冷蔵庫を共用している場合は、食べ物、飲み物と間違えないよう、気をつけてくださいね。

 

冷蔵庫に入れたくない場合は、直射日光を避けられる場所に保管し、できるだけ早く使い切りましょう。

これだけでも、お気に入りの香水を良い状態で使い続けることができますよ。

 

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