せっかくお気に入りの香水を纏っても、香りが長く続かない。
そんなことはありませんか?
実は、そんなあなたは、ボディも乾燥肌なのかもしれません。
肌が乾燥していると、香り成分がすぐに揮発してしまうため、香りがとどまらず、早くに飛んでしまうのです。
今回は、香水を楽しむための土台となる“肌づくり”についてです。
普段のボディケアをおさらい
夜、入浴(バスタブに浸かる)あなたも、シャワーだけのあなたも。
お肌にボディミルクやクリームを塗って、お手入れをしている方が多いですよね。
秋から冬にかけての、乾燥する季節だけ、ボディケアをしている・・・
そんな方もいるかもしれません。
それでは、朝のボディケアはどうしていますか?
ボディケアは朝が大事
朝、シャワーを浴びる場合も、そうではない場合でも。
香水をあなたの肌で長く香らせるために、ひと手間かけておくと良いポイントがあるのです。
シャワーを浴びること、でしょうか?
いえいえ、もっと簡単です。
香水を肌にプッシュする前に、ボディミルクを塗ることなんです。
ポイントは、肌の水分量をキープすること
肌が乾燥すると、香り成分が早くに飛んでしまう、ということは先に書きました。
これを防ぐためには、肌の乾燥をできるだけ予防することだったんです。
夜だけ、ボディケアをしている方でも、朝、もう一度ボディミルクを塗ってみてください。
膝の裏側やくるぶしなど、香水を吹き付ける部位だけで大丈夫です。
朝はそんな時間がない?
何かと忙しく、睡眠時間も短くなりがちな働く女性にとって、朝の準備時間は1分1秒さえ惜しいもの。
朝にまで、ボディケアをしている時間なんて、ない・・・
本音が聞こえてきそうですが、大丈夫。
塗ったボディミルクを丁寧に伸ばしたり、マッサージを行う必要はありません。
(もちろん、余裕があればその方が良いのですが)
ボディミルクなどのケア剤が乾き切る前に、香水を吹き付けてもかまわないのです。
衣服やストッキングに、ミルクや香水が付いてしまうのが心配な場合は、ケア剤を伸ばす際、吹きつけた香水といっしょに、さっと手で伸ばしてなじませてあげても良いでしょう。
香りの持続時間が伸びるだけでなく、香り方もまろやかになりますよ。
ボディミルクを使うメリット
肌がしっとりしていると、香水を使う量が少量でも、香りが充分に持続するようになるのです。
香りを長持ちさせるためや、すぐに飛んでしまう香りを留めるためにも、このケア方法は期待ができるのです。
また、アトマイザーを持ち歩いて、香水の付け直しをしていた方にも、この方法はオススメです。
肌がしっとりしていれば、付け直す回数を減らしても、香りが長続きするようになるでしょう。
ちなみに、女性よりも男性のほうが、同じ香水を纏っていても、香りが長続きすると言われています。
成人の水分量は60~65パーセントと前述しましたが、これを男女に分けてみると、女性のほうが水分量の割合が低くなっています。これは一般的に男性より女性のほうが脂肪が多いからです。
出典:サントリー 水辞典
身体の構造上、脂肪が多い女性のほうが、香水が早く飛んでしまうというのも、納得が行くのではないでしょうか。
お気に入りの香りを楽しむためにも、乾燥しやすい季節は、丁寧なボディケアを心がけてみてくださいね。