昨日のビアンカの香りに続き、緑茶の作品をもう一つご紹介したいと思います。
今回は、フランスのフレグランスメゾン、ロジェ・ガレから。
日本をイメージした作品でもある、ロジェガレのグリーンティーをご紹介します。
私が評価するロジェ・ガレの特徴
特徴その1:伝統ぶらないところ
ロジェ・ガレの気になる特徴としては、伝統の長さと価格が比例しないところにあると思います。
1862年に創業された、150年以上もの歴史があるメゾンなのに、敷居がまったく高くないのです。
香水界においては珍しいと思いませんか・・・。
創業が古いフレグランスメゾンをいくつかご紹介しましょう。
クリードは1760年〜(約250年)
ゲランは1828年〜(約190年)
ロジェ・ガレは1862年〜(約150年)
ペンハリガンは1870年〜(約150年)
となっています。
(カッコ内は歴史の長さを2017年からざっくり換算したもの)
ロジェ・ガレのラインナップの中で、身にまとう香水としては、ブランドのウリである、オーデコロンを中心に5,000円前後〜7,000円といった手に入りやすい価格帯です。(中には、オードトワレ、オードパルファムが作られている香りもあります)
このため、どの作品も気軽に試すことができますし、また気に入った香りは手軽にライン使いできるという嬉しさも。
パリの女の子のように、ボディウォッシュ〜ボディケアまでを同じ香りでライン使いすることも難しくありません。
特徴その2:日本での取扱店舗数の少なさ
ロジェ・ガレは、まだまだ日本ではマイナーなメゾンで、知らないという人も多いかもしれません。
このため、香りが他人とかぶりにくいというメリットがあるのです。
表参道のブティックを旗艦店に、主要都市のショッピングモール等に専門店として入っていますが、まだわずか11店舗(2017年7月現在)
▶ロジェ・ガレ公式サイトのSHOP一覧ページはコチラです。
また、同様にインターネットでも取扱が少なく、人気の香りはすぐに欠品してしまうようです・・・。
グリーンティーのネーミング
フランス語で、グリーンティーはTHÉ VERT(テ ヴェール)、そのままのシンプルなネーミングとなっています。
ナチュラル志向でもある、ロジェ・ガレらしくていいですよね。
ちなみに、THÉ = teaでお茶、VERT = greenで緑、緑のお茶というわけです。
フランスのスーパーでも緑茶のティーバッグはよく売られています。
パッケージにTHÉ VERTと書いてあるので、夏休みにパリに行く予定の方は、スーパーなどで探してみてくださいね。
グリーンティーの香りは?
グリーンティーの香りは、シトラスと緑茶の優しい香りで、ちょっぴり陰のある知的なグリーンティーです。
ユズが入っていて、和テイストのシトラス系といった位置づけでしょうか。
日本の富士山麓に広がる茶畑にインスパイアされて生まれたというバックグラウンドストーリーの通り、どことなく和を感じさせる作品だと思います。
グリーンティーの香りは、爽やかすぎず控えめで、やわらかいグリーンノートです。
この時期のメンズフレグランスで人気がある、どこか体育会系の爽やかさを演出するグリーンティーとは異なり、たおやかで女性らしい雰囲気。
マンダリンオレンジ、グレープフルーツ、ユズ、グリーンティー、シダーウッド
グリーンティーの香りの持続は?
グリーンティーの香りは、オーデコロンということもあり、持続は2〜3時間程度です。
ユズの苦味のある甘さが効いていて、香りが淡くなったドライダウンの時間でも、ほんのりとユズが残るようです。
浴衣に合わせてまとうのも素敵ですね。
ムスクやアンバーノートなど、香りが長く続くタイプの香料は感じないので、重みのあるベースノートの香りが苦手な方にもおすすめできます。
ロジェ・ガレとオーデコロンについて
ロジェ・ガレの香水づくりは、もともとオーデコロンからスタートしています。
商品名としては、オーデコロンではなくパフューム ウォーターという表記になっているようです。
ロジェ・ガレの香りのイメージ
ロジェ・ガレの香りは、アロマティックで、天然素材の香り(いわゆる天然香料)を感じる作品が多いと思います。
ロジェ・ガレの香りを視覚で表現するなら、淡いイメージ。
香水をまとって気合十分!といった、力みすぎなまとい方ではなく、自分の周りをふんわりと良い香りで包み込みたい時に向いていると言えます。
オフィスシーンはもちろん、あなたの近くで過ごす親しい方が香水好きではない、けれど、何か香りをまとっていたい・・・そんな時にも使えそうです。
女子会や合コンといった自分を強く印象づけたい時よりも、親しい人とゆっくり過ごす時や、自分の時間を大切にしたい時に手に取りたくなるメゾンです。
グリーンティーのラインナップ
ロジェ・ガレはとにかくラインナップが豊富。
肌にまとう香水としてだけでなく、バスタイムだけの香りにしたり、ボディケアだけといったセルフチョイスもオススメです。
ロジェガレ グリーンティー フレグランスウォーター
ロジェガレ グリーンティーパフューム シャワージェル
ロジェガレ グリーンティーパフューム シャワージェル
ロジェガレ グリーンティー ボディローション