シンプルなボトルに入った上品なピンク色の液体、ライチの果汁感あふれるトップノート、そしてミラクというとびきりの幸運が訪れるかのようなネーミング。
2000年の発売から20年近くが経とうとしているのに、まったく色褪せることのないスパイシーフローラルです。
LANCOME(ランコム) ミ・ラ・ク オー ドゥ パルファン スプレー
ミ・ラ・クの香りは?
ランコムの公式サイトでは、ミラクの香りはスパイシーフローラルとして紹介されています。
トップノート:ライチ、フリージア
ミドルノート:マグノリア、ジンジャー、マンダリンオレンジ、ペッパー、ジャスミン
ベースノート:アンバー、ムスク
調香師:ハリー・フレモント(Harry Fremont)、アルベルト・モリアス(Alberto Morillas)
入っているスパイスはペッパー、それからジンジャー。
そこまでスパイス感が気にならないので、あんまり刺激的な香りが得意じゃないな、というあなたでも大丈夫です。
より印象的なのは、ライチのトップノート。
ライチのジューシーな香りで、つけたての瞬間から、女性なら誰でもテンションが上ってしまいそうです。
ミドルノートで花開くのは、マグノリア、フリージア、ジャスミンといった花々。
甘めのお花を集めた香りでもしつこくなく、あくまでもさわやかで、透明感を保った表現となっています。
ベースノートにはムスクとアンバー。
動物性の香りが前面に出るのではなく、主役となるライチと白いお花の香りを下支えしているかのようなイメージです。
フローラルなのに、さわやかさと透明感を同居させることに成功した作品と言えるでしょう。
ミ・ラ・クはどんな女性向け?
2000年の発売から現在まで、古さを感じさせないミ・ラ・ク。
ユマ・サーマンを起用した広告やプロモーション映像が印象的でした。
自ら行動を起こそうとするポジティブさ、内側からあふれるエネルギーを感じさせますね。
フローラルの中に、さわやかさでアクティブなイメージを同居させるのに成功した作品と言えるでしょう。
現在20代の女性が初めて香水を使うなら、クロエのオードパルファムより断然コチラがおすすめです。
ミ・ラ・クは使いやすい?
あなたがもし、香水に慣れていなかったとしても、使いやすい1本です。
ミ・ラ・クはオードパルファムでありながら、ラストからドライダウンの香りが重たくなりません。
ライチの甘く上品な香りと、ホワイトフローラルの美しい印象のまま、4~5時間で柔らかく肌に馴染んでゆく感じです。
香りそのものが弱いわけではないため、香水に慣れた方でも物足りなさを感じることはないと思います。
重ねづけをしなくてもキレイに香り、1本で決まるオシャレ度の高い調香です。
ライチは女性に嬉しいフルーツ
ミ・ラ・クの印象を高めているライチの香り。
ライチは、世界三大美女の一人、楊貴妃が好んで食したことでよく知られています。
上品な香りだけでなく、ライチは、葉酸などの女性にとってうれしい栄養が豊富で、楊貴妃の類まれなる美貌に一役買っていたのかもしれませんね。
ミ・ラ・クでラッキーが訪れる?
インターネットでミ・ラ・クを調べてみると、恋愛に絡めた書き込みが多く見つかるようです。
恋愛は、若い女性が香水を使い始める大きなきっかけの一つだからかもしれませんね。
気になるカレに自分をアピールしたい時、香りは有効な手段。
甘いだけでなく、男性にも好まれるさわやかな香りで、好感度アップを目指しましょう。
ミ・ラ・クを合コンやイベント用の香りにしても◎
私の感想では、どちらかと言うとベビードールはデート向きの香りだと思います。
振り向かせる香りと、二人の距離を近づける香りはちょっと違いますよね。
ちなみに、ベビードールは最近、廃盤になってしまいました。
2017年現在は、インターネットでは入手可能ですが、流通している商品が売り切れてしまったら、手に入らなくなる作品の一つですね。
管理人とミ・ラ・クの思い出
私がまだ20代の頃、ミ・ラ・クを愛用していたことがあります。
毎朝、シンプルなボトルに入ったピンク色の液体を眺め、スプレーするだけでテンションが上りました。
仕事が忙しく一生懸命な毎日の中で、ミ・ラ・クから元気を貰っていたように思います。
恋をしている時でも、そうでない時でも、女性らしくはつらつとしていることって大事なんだなぁと思わせてくれる作品ですね。
ミ・ラ・クのラインナップ
ミ・ラ・クは、オー ドゥ パルファン(オードパルファム)の作りとなっています。
香りの持続時間も程よく、4〜5時間は楽しむことができます。
朝から夕方までの明るい時間に似合う、女性らしい香りです。
ミ・ラ・ク オー ドゥ パルファン