シプレ系の香水って、ちょっとミステリアスな印象があると思いませんか?
明るい香調というよりも、ちょっぴり陰があるような、幻想的な雰囲気です。
満面の笑顔よりも微笑み、快晴の日というより、薄曇りの日といった風情です。
シプレー系の香りは好きだけれど、華やかなシプレーを楽しみたい!
そんな方におすすめしたいのは、メゾン フランシス クルジャンのフェミナン プルリエルです。
雨の日にも負けない、清楚で華やかなシプレーフローラルノートが美しい作品です。
フェミナン プルリエルの香りは?
アイリス、スミレの花(バイオレット)、ローズ、ジャスミン、リリー・オブ・ザ・バレー、オレンジブロッサム、ベチバー、パチュリの葉調香師:フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian )※トップ、ミドル、ベースといった香りのピラミッドは明かされていません。
フェミナン プルリエルは、香りが強いというのではありませんが、存在感のある香り立ちです。
大勢の中でもなぜか目立ってしまうアイドル気質の女性のように、日常のにおいのノイズの中でキラリと光り、輝いているかのよう。
特定のお花の香りだけが引き立つというわけではないものの、スプレーしてすぐの時にはジャスミン、オレンジブロッサムを前面に感じました。
2~3時間ではローズ、リリー・オブ・ザ・バレー、そして徐々にバイオレットやアイリスがセンターへ。
いろいろなお花が代わる代わるに前に立つイメージです。
ベチバーとパチュリは重すぎず、あくまでもフェミニンにドライダウンを迎えます。
持続時間は長めで、お花の香りのまま4~5時間は楽しむことがでした。
ドライダウンで、ウッディー調に変わってしまうことはありません。
おしろいのような、乾いたお花の香りがフェミニンなドライダウンです。
フェミナン プルリエルのフローラル
冒頭で、フェミナン プルリエルについて清楚で華やかな香りと書きました。
フェミナン プルリエルにはお花の香りがたくさん詰まっています。
さまざまなお花を集めて作った花束を思わせることから、フローラルブーケと呼ばれる調香手法を採っているのが特徴です。
特定のお花の香りを引き立てるのではなく、花束を抱えている時のように、様々なお花が混じり合った香りを感じさせてくれます。
そのため、華やかな印象を与えてくれるのです。
また、名前の「 プルリエル」はフランス語で「複数」という意味でもあります。
フェミナン プルリエルの女性像
フェミナン プルリエルは、フェミナン(フランス語でフェミニン)というネーミング通り女性らしさを表現した作品です。
華があり、育ちの良い女性像を感じさせます。
女性がたくさんいる場面で、自分を印象づけたい時に特にオススメします。
目立つ香りなので、勤務先でまとう場合は、ちょっと注意が必要です。
おなかに1プッシュか、足首の1~2プッシュ程度に留めておいたほうが良さそうです。
欧米系企業など、香水文化に理解がある企業に勤めている場合は「いい香りだね!」と言ってもらえるかもしれません。
華がある香りこそ、スマートにまといたいですね。
カレとペアリングで使えるプルリエル作品は?
フェミナン プルリエルには、カップリングとしてマスキュラン プルリエルという男性向け香水(オードトワレ)が用意されています。
マスキュラン プルリエルは、レザー調のフゼアノートが印象的な作品です。
シプレとフゼアの相性は良いので、カップルでペアリングしてみるのもスタイリッシュです。
マスキュラン プルリエルはえぐみが少なく、香水入門者のメンズでも使いやすい作品。
もし、あなたのカレが定番フレグランスをまだ見つけていないのなら、プレゼントに送ってみては?
さりげなくカップリングができ、二人で過ごす時間が香りのハーモニーを奏でそうです。
フェミナン プルリエルのオススメ使用シーン
フェミナン プルリエルをまとうなら、華やかなパーティーシーンがオススメです。
とは言え、そうそう頻繁にパーティーに参加する機会があるわけではないですよね……
ならば、いつもの女子会や、女友達とカフェでおしゃべり、なんて日常シーンにまとって行くのはいかがでしょう?
メイクやお洋服がいつもと同じでも、香水を着替えるだけでもグッと女性らしいイメージに変身できてしまいます。
代わり映えのない毎日に、自分から変化を起こしたい…なんて時にもオススメです。
シプレー調なので大人っぽく決まりますし、キャピキャピした幼い雰囲気になりにくいところもワンランク上の雰囲気です。
フェミナン プルリエルのラインナップとカップルフレグランス
フェミナン プルリエル オードパルファム
フェミナン プルリエルは、オードパルファムのみの作りとなっています。
朝つけて、夕方まで楽しめる華やかな作品です。昼間向きの雰囲気も清楚で、暗くなりすぎないシプレー系の作品です。
マスキュラン プルリエル オードトワレ
マスキュラン プルリエルは、フェミナン プルリエルのカップルフレグランスとなっているオードトワレです。
シプレーノートであるフェミナン プルリエルのカップリングということで、マスキュラン プルリエルはフゼアノートの作品です。
ユニセックスでまとえる作品ですが、どちらかと言うと男性向けに作られているようです。
男性用香水は、オードパルファムではなく、オードトワレかコロンであることも少なくありません。
カップルフレグランスなのに、オードパルファムじゃないの?といったことは気にしなくて良いと思いますよ。