メゾン フランシス クルジャン ア ラ ローズ A La Rose

メゾンフランシスクルジャン

5月は薔薇の季節。

春と秋、年に2回の開花を楽しめる薔薇の花も、やはり春に咲くもののほうが華やかな気がします。

中でも、ブルガリアで5月に収穫されるバラは特別なものとされており、需要の伸びを背景に、年々希少価値が高まっているのだとか。

今日はそんな薔薇の季節にピッタリの、特別なフレグランス、メゾン フランシス クルジャンのア ラ ローズ オードパルファムを紹介したいと思います。

ア ラ ローズはなぜ特別なの?

ア ラ ローズは、フランス王妃マリー・アントワネットの絵画によるポートレートをモチーフに作られた作品です。

薔薇を持っているアントワネットを描いた、有名な油絵です。

日本でもマリー・アントワネットは人気が高いですよね。

2016年の秋から2017年の2月まで、六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリーで開催されていたマリー・アントワネット展は、連日大賑わいで、日本人のアントワネットへの関心と、人気の高さを証明しました。

そんな、マリー・アントワネット好きな日本のために、調香師フランシス クルジャンがつくったフレグランスがア ラ ローズです。

海外の香水ブロガーのレビューを読むと、「日本から取り寄せて買った」というコメントが見られます。

そんな特別なフレグランスを、わざわざ個人輸入しなくて手に入れることができる日本に住んでいるなんて、ラッキーですよね(笑)

ア ラ ローズの香りの構成

ア ラ ローズの香りは、さぞかしバラが印象的なのだろうと思いきや、意外にも、透明感にあふれた調香となっています。

これまでバラの香りが苦手だった方にこそ、ぜひチャレンジしてほしくなるようなバラ香水なのです。

トップノート:カラブリア産ベルガモット、シチリア産レモン、カリフォルニア産オレンジ

ミドルノート:グラース産センティフォリアローズ(ダマスクローズ)、トルコ産ダマセナローズ(ターキッシュローズ)、バイオレット(スミレの花)

ラストノート:シダーウッド

調香師:フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)

トップノートの柑橘系は、ほとんど自己主張をしません。

すっとさわやかで、あくまでも導入部というポジションを守り、バラの咲く庭園へと案内してくれるのです。

肌に乗せて数分もせず、すぐに現れるミドルノートは、いくつものバラが咲き誇る庭園で過ごしているかのよう。

摘んできたバラを抱えているのではなく、まだハサミを入れられず、お庭で咲いたままのバラを眺めながら、同じ空間で過ごしている時を思い浮かべてみてください。

みずみずしく、透明度の高いバラの香りで、くどくならないのがポイントだと思います。

バラの背後には、わずかにバイオレットを感じます。

バイオレットの落ち着きが、キャピキャピした女の子ではなく、立ち居振る舞いをわきまえた“レディー”をイメージさせます。

ラストノートはシダーウッドです。

ウッディー調が前面に出るというよりも、しっとりと肌になじんでゆくシダーウッド。

肌そのものの匂いと混じり合うのを助けれくれるような、ほのかな木の香りです。

ドライダウンに至っても、なおバラはみずみずしさを失いません。

ややパウダリックに変化しながらも、自分自身の肌の匂いに溶け、身体そのものから良い香りが漂っているようなやわらかい香りに包まれます。

ちなみに、ムエットに乗せた時よりもずっと、肌の上ではまろやかに溶けてゆきます。

この肌なじみの良さとナチュラルさが、日本でウケている理由なんじゃないかな?と私は考えます。

ア ラ ローズはどんな時に似合う香り?

ア ラ ローズのバラのみずみずしさは、裏を返せば軽やかで繊細な香りです。

重ね付けをしても、香害になりにくいバラの香水って、珍しいのではないでしょうか。

どこまでも透明で、こんなにふわっと香るバラの香水があったのか、というくらいです。

持続時間もオードパルファムとしては短めで、私の場合は2〜3時間ほどで肌になじんでしまいました。

夜向けの香りや、センシュアルなフレグランスとは違い、ふんわりとしたファッションやヘアスタイルに似合う作品です。

一方で、大人の女性らしさを強調したい時や、夜に遊びに出掛ける時は、ややパンチが弱く、インパクトに欠けてしまうかもしれません。

そんなふんわりとした香りだからこそ、会社にまとって行った時、香害を起こしにくく、さりげなく香らせることができるのです。

オフィス用のバラ香水として、堂々と合格を出せるフレグランスと言えそうです。

特にオススメの使用シーン

私のイチオシは、ズバリ合コンです。

キツくならずにふわっと香り、身体のすぐ近くに来た方でないとその香りを感じられないところが、まさに合コン向け。

強すぎる香りは、あんまり男性ウケが良くなかったりするんですよね。

まだバラの香水を試したことがない若い方や、これから運命の人を見つけたい!という恋愛モードのあなたに、この春夏、ぜひ試していただきたいですね。

ア ラ ローズのラインナップ

ア ラ ローズは日本の市場での高い人気を伺わせます。

その理由は、ラインナップの豊富さです。

もともと、ボディクリームなどボディケアアイテムが作られていましたが、2017年の5月からは、ブランド初となるヘアミストとボディオイルが登場したのです。

オードパルファムよりもさらに軽やかに香るため、香水そのものに慣れていない方でも、ア ラ ローズを自然に楽しむことができるアイテムです。

ア ラ ローズは少々、根の張る作品ですので、まずはヘアミストや、サンプルから試してみるといった使い方もアリだと思います。

ア ラ ローズ オードパルファム

ア ラ ローズ センテッド ボディクリーム

ア ラ ローズ センテッド ボディ オイル

ア ラ ローズ センテッド ヘアミスト

ア ラ ローズ オードパルファム サンプル2ml

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