香りを纏う時、香水を身体に吹き付ける場所を考える前に、気にすることが1つあります。
もし、身体のどこにプッシュするか、を意識していなかった場合は、普段、あなたが香水をよく付けている場所を、思い浮かべてみてください。
■あなたが香りを纏う目的は?
まずは香水を付ける目的を、はっきりさせましょう。
目的によって、香水の付け方が変わります。
■自分のために香らせたい時
好きな香りを自分自身が楽しみたい時は、香水を胸元に吹き付けると良いでしょう。
体温で温まり、揮発した香りが拡散する際、胸元はすぐ上の鼻の位置に近いため、少量でもよく香ります。
シャネルの創業者である、ココ・シャネルは香水の愛好家でもありました。
彼女は、胸とブラの間に、香水を染み込ませたコットンを挟んでいたといいます。
まさに、自分のために香りを纏っていたのですね。
ここぞという時に自分を高めたり、スイッチをオンにする時にはこうした付け方が有効です。
■周りに自分の存在をアピールしたい時
あなた自身が香りを楽しむのではなく、香りで誰かに自分を印象付けたい時は、手首に吹き付けると効果的だと言われています。
身体を動かした時に周りの空気も動くことで、手首に付いた香りが拡散します。
このため、あなたの動きによって周囲に香りが広がり、香りで自分の存在に気付かせることができるのです。
もし、日頃から手首に香水を付けていた場合は、思いの外、周りへのアピールになっていたかもしれません。
職場や電車の中では、手首はオススメできません。
膝の後ろやくるぶしといった、下半身に香水を纏うようにすると良いかもしれません。
足元への香り付けの場合でも、あなたの動きによって香りが広がります。
手首の場合のように、その場にすぐに広がらないのがポイントです。
すれ違った時や、立ち去った後にほのかに残る香り方になるため、控えめながらも、あなた自身をスマートに引き立ててくれる効果も。
いかがでしたか?
自分のために香りを楽しみたい時は胸元に、自分を周りにアピールしたい時は手首や足元に。
ぜひ、使い分けてみてください。