スウェーデン発のフレグランスメゾン、バレードで人気の香りの一つである「ブランシュ」は一体どんな香りなのでしょうか。
私はバレードの作品をいくつもまとってきましたが、どれも個性的で、ハッとする調香が印象的です。それなのに、一度まとうと心地よく、ずっとその香りをまとっていたくなる不思議な魅力を感じます。
今回はバレードの中でも特に人気がある作品の一つ、ブランシュを詳しくご紹介します。
ブランシュとはどういう意味?
ブランシュとは、白のこと。
単純に英語でホワイト、としたのではなく、フランス語で白、という意味です。
それだけでおしゃれに聞こえますし、やはり香水なので、フランス語のネーミングがしっくりくるような気がします。
ブランシュの香り
ブランシュの香りは、その名の通り、シンプルで余計なものの香りがしない清潔感にあふれたシンプルで清潔な香りです。これってまさにスキンフレグランスの王道、心地良くないハズがありません。
ブランシュの香りの構成
トップノート:ピンクペッパー、アルデハイド、ローズ
ミドルノート:バイオレット、ネロリ、ピオニー
ベースノート:サンダルウッド、ムスク、ウッディーノート
トップノートに入っているピンクペッパーの刺激は弱めです。
スパイスを際立たせた使い方ではなく、あくまでもストーリーへの導入役としての用いられ方だと感じました。
アルデハイドの透き通るようなほんのり甘い香りはどこかみずみずしく、上質な石鹸を思わせます。私の肌の上ではアルデハイドが最後まで残り、美しく香ってくれました。
もっとも私が特徴的だと感じたのは、ミドルノートです。
バラとアルデハイドを強調したやわらかい表現だけでなく、バイレードらしさを感じさせるのは、バイオレットとピオニーだと思います。
青っぽさを感じるお花の香りで、ムエットではなく肌に乗せると、パウダリックながらも華やぎを見せ始めます。
ベースノートのサンダルウッドとのリンクがなめらかで、気がつくと、自分の肌の香りと一体となっていた…
作り込まれた清潔感の中に、そんな自然さが演出されているのです。
ブランシュは女性でも使えるの?
冒頭で、男性からの人気が高いことに触れていますが、バイレードの作品は、どの作品も男性・女性を限定しないものばかりです。
ブランシュは特に中性的で、女性がまとって男性っぽくなってしまう心配はありません。またそので、男性がまとって女性っぽい雰囲気になってしまう心配も無用です。
上質な柔軟剤を使って洗濯された寝具の上でくつろぐような、誰もが日常の中で実感する小さな幸せに微笑んでしまう、そんな世界観のある作品です。
ブランシュのラインナップ
ブランシュの香水は、オードパルファムのみの作りとなっています。オードトワレはありません。
このほか、ヘアミスト(ヘアパフューム)トとロールオンタイプ(オイル)、ハンドクリームなどが作られています。
バイレードはラインナップが豊富なので、気に入った香りの統一感をもたせることができるメリットがありますね。
バイレード ブランシュ オードパルファム
もっともスタンダードなアイテムがオードパルファム版です。
香りの変化を楽しんだり、オードパルファムらしく約半日ほどの香りの持続を楽しみたいなら、迷わずオードパルファム版を選んでみてください。
ブランシュの香りはバイレードの中でも優しく香り、主張は控えめです。つけ直しをしても香りがにごらないのはさすがバイレードです。
自分の肌の香りと一体になる、ラストノート以降の時間はたまらない美しさですよ。
あえて付け直しをせず、スキンフレグランスらしい楽しみ方をしてみてもいいですね。
普段はオードトワレ派という方でも、香りのきつさを心配することなく楽しめるオードパルファムです。
バイレード ブランシュ ヘアパフューム
セミロングより長さのあるヘアスタイルなら、ヘアパフュームはとてもおすすめできるアイテムです。汗や屋外のニオイ、料理のニオイがついてしまった時は、清潔感あふれるブランシュの香りでリフレッシュができちゃいます。
また、肌とは違い髪には体温がないので、髪専用のヘアパフュームを使うことで、香りがきつくならずにふんわりと香らせることができますよ。
バイレード ブランシュ ロールオン オイルフレグランス
持ち運びや付け直しに便利なロールオンタイプのフレグランスです。
手首やデコルテなど、自分の周りだけで香りを楽しみたい時にもロールオンタイプは向いています。
バイレード ブランシュ ハンドクリーム
ブランシュの清潔感あふれる上品な香りのハンドクリームです。
手洗いや消毒の習慣で、季節を問わず手荒れに悩んでいるなら、ハンドクリームから入ってみるのもおすすめです。