朝、いちばんに香水をまとう!という方は、恐らくほとんどいないと思います。
では、お出かけの直前、仕上げにまとえばいいのでしょうか?
それも違います。
私が会社に出かける前、いろいろ試した中でたどり着いた、オススメの方法をご紹介していきます。
あなたがお出かけの前、おうちで香水をまとう時間は?
ついつい、やりがちな朝の状況
慌ただしく、ドレッサーの前で手首に吹き付けるだけでしょうか?
それとも、玄関でつけている?
オフィスにジャケットを羽織って出掛ける方や、冬場など厚着をする季節は、肌の露出が少なくなります。
必然的に、香水を吹き付ける部位が決まってきてしまいますね。
それではもったいない。
また、出掛ける直前に手首や髪につけるだけでは、電車の中などで体温・気温が高まった時、周囲への「香害」となってしまうことも。
香りを使いこなすなら、ぜひ、朝の支度の順番を入れ替えてみてください。
どんな家庭にもあるアノ場所で
一人暮らしの方はもちろん、家族と一緒に暮らしている方にもオススメの、朝、香水をまとうのにピッタリな場所があります。
それは、バスルーム。
バスルームがなぜ良いかというと、下記の理由が挙げられます。
(1)換気扇がある
(2)壁や床を洗い流せる
(3)家具がない
(1)換気扇がある
どんなに小さなバスルーム(またはシャワールーム)にも、換気扇が付いています。
空間に香りを振りまいても、外気と入れ替えられ、比較的早くに、家の外へ出て行ってしまいます。
また、最近の設備では、換気扇にタイマーが付いているタイプが多くなっていますね。
帰宅するまで換気扇を回しっぱなしにするのが不安な方は、タイマーを使えば安心です。
その時の気温・湿度や、家屋の立地などにもよりますが、30分ほど換気扇をまわせば、香水の香りは飛んでしまうでしょう。
(3)家具がない
リビングルームやベッドルームで香水をまとおうとすると、近くに家具があることがあります。
一人暮らしの方はそれで良くても、家族が一緒に暮らしている場合は、いろいろな問題が出てきそうです。
家具に付いてしまうのは、できるだけ避けたいですよね、
香水の成分は、アルコールが多くを占めている都合上、木製の家具や床への付着によって、変色してしまうことも。
できるだけ、家具や家電製品がない部屋でまとうのが良いのです。
(2)壁や床を洗い流せる
その点、バスルームであれば、香水が吹きかかっても水で洗い流すことができ、安心です。
あなたの次に家族がバスルームを使う場合は、換気扇をまわすとともに、壁や床を軽くシャワーで洗い流せば、より早く香りが飛んでゆくでしょう。
理想的なまとい方ができる
上記のようなバスルームの特長を活かすと、何の心配もなく、空間にスプレーすることができます。
バスルームでの香水のまとい方
余計なものがないバスルーム。
できれば、衣類を身につける前に香水をまとうのがポイントです。
お腹や背中など、胴体に香りをまとう習慣がない方でも、服を着る前にこの方法を試してみてください。
まず、天井に向かってワンプッシュします。
すると、いったん上に吹き付けられた香水が、霧状になって下に落ちてきます。
この香りのシャワーをくぐるようにしてみてください。
香りが散ってしまうので、吹き付けた香水の全部を受けることはできません。
もったいないと思うかもしれませんが、これが、ふわりと香りをまとう秘訣なんです。
腕につけたい場合は、香りのシャワーの中に腕をくぐらせてくださいね。
その他の部位では、バスルームの空間を活かし、スプレー口と香水をつけたい部分を、できるだけ30センチ以上離し、香りのシャワーを吹き付けてみてください。
スプレー口と肌を近づけてまとっていた時と比べると、つけたての瞬間から香りがまろやかになり、キツさが抜けるのがわかると思います。
ふんわりと香りがつくことで、香害を防ぐのにも役立ちます。
この方法を試す場合は、バスルームの中が濡れているととても滑りやすいので、くれぐれも気をつけてくださいね。
シャワールームの場合
シャワールームの場合は、室内が狭く難しいかもしれませんが、その場合は天井に吹き付けるようにしてみてください。
上から降ってきた細かい霧状の香水を、ふわりとまとうことができます。
上を見続けていると、顔の上に香水が落ちてきます。
目に入ると痛みますので、入らないよう、注意してくださいね。