フレグランスを楽しみ始めたばかりの方にとって、香水売り場に足を踏み入れるのはハードルが高いかもしれません。
- 気になる香水があるけれど、百貨店や香水専門店には入りづらい…
- まだ買うかどうかわからないのに、テスターだけをつけて帰ってもいいの…?
- 香水売り場の店員さんに声を掛けられたら、なんて答えたら良いんだろう?
この記事では、こんな悩みを持つあなたが気軽に香水売り場に向かえるように、お店で香りをお試しする時のポイントについて書いていきます。
香水売り場に行く前のポイントを押さえよう
あなたにも、きっとお目当ての香水に興味を抱くいろいろな「きっかけ」がありますよね。
- 雑誌で読んで、気になる香水がある。
- 芸能人が使っているという香水があって気になっている。
- 合コンに成功しやすい香水があるみたい。
まず最初に、気になる香水とあなたをつないだ「きっかけ」を、忘れないでいることがポイントです。
たったこれだけ?
と思うかもしれませんが、その程度で良いのです。
お店のスタッフさんに正直にお話ししなくても、自分の中で気になるポイントが整理されていれば大丈夫です。
理由はこの後で説明します。
香水売り場、香水専門店に専門スタッフが配置されている理由
香水の専門店は、どことなく敷居が高いイメージがありますよね。
フレグランス製品の多くがラグジュアリー感や非日常感を演出しているため、そのように感じさせてしまうことが多いようです。
また、香水は、洋服やアクセサリーのように、外観を見ただけでは、香りそのものの感じがわからないもの。
ボトルのデザインで香りを表現している場合もありますが、実際に纏ってみた時の感じ方(=嗅覚)と、ボトルのデザイン(=視覚)は、感覚が異なります。
また、ムエットで試した時の香り方と、実際に自分の肌に乗せた香り方も異なるもの。
こうした「違い」を感じることは香水を選ぶ際の楽しみの一つです。
しかしながら、香水に慣れない方にとっては、こうした「違い」は香り選びを難しく感じてしまうポイントでもあります。
非日常感たっぷりの香水コーナーで、香りのイメージの違いや求めている香りを的確に探してゆく作業はちょっぴりむずかしいのかも…
そう感じてしまったとしても、大丈夫です。
香水売り場のスタッフさんの力を借りてみましょう。
専門のスタッフさんにサポートしてもらうことで、あなたの香水選びがもっとラクに、そして楽しくなるのです。
店頭で困っている時、店員さんから声を掛けてくれるお店もありますが、そうでない場合は、遠慮無くこちらから話しかけてみましょう。
あなたの香水選びを手助けするためにスタッフさんたちがいるのですから!
売り場のスタッフさんに伝えるポイントを押さえよう
あらかじめ、気になる香水とあなたをつないだ「きっかけ」を覚えてきたと思います。
そのことを、素直に店員さんにお伝えしてみてください。
包み隠さず話すというよりも、気になる香水名が具体的であればその名前を伝えます。
名前がうろ覚えであれば、「〜のような香りの香水があると思うんですが」など、断片的な情報だけでも問題ありません。
芸能人や有名人が使っている香水であれば、その情報だけでも充分です。
雑誌に載っていた香水名や、話題になっている香りがあればそのお話しをお伝えしましょう。
香水売り場のスタッフさんは、そうした断片的な情報から目的のフレグランスを探し出してくれます。
大抵の場合、こちらから何も言わなくてもテスターを勧めてくれるでしょう。
お話しをする際、香水の専門用語を使う必要は、ありません。
あなたの言葉で、伝えてみてください。
店員さんは、香水のプロです。(中には、そうでない方もいますが)
お客であるあなた自身が、香水のプロである必要はないのです。
むしろ、あなた自身のことを店員さんに伝えることで、彼・彼女たちは、あなたの香水選びを手伝いやすくなるのです。
あなたがその香水とつながるきっかけになったエピソード。
これが、初対面の店員さんとの香水選びでは、大きなヒントになるのです。
あなたがその香水のことを、店員さんよりもよく知っている必要はありませんよ。
テスターを試してみよう
会話が進んだ場合、大抵は、ムエット(試香紙)で香りを嗅がせてもらえます。
ムエットがボトルの前に置かれてあり、自由に嗅ぐことができる店舗も多いです。
せっかく売り場まで足を運んだのなら、あなた自身の肌で試してみることが大切です。
紙のムエットの上と、あなたの肌の上では、香りの出方が異なる場合があるからです。
長袖の衣類を着ている場合は、手首から肘の間あたりまでの袖をまくり、腕の裏側にテスターを吹き付けるといいでしょう。
衣類に香りが付いてしまうのが嫌な時は、遠慮無く店員さんに伝えましょう。
腕を出し、そこから30センチほど離した距離から、ワンプッシュだけを吹き付けてくれるはずです。
テスターを吹き付けたら
最初の数秒から1分程度は、アルコールのツンとするにおいが気になるかもしれません。
これが、いわゆるトップノート、ではありません。
つけたての瞬間、初対面のスタッフさんと気まずい数秒が流れるかもしれませんが、落ち着いて待ちましょう。
香水は、その成分のほとんどがアルコールです。肌の上でアルコールが乾いたら、やっと鼻を近づけてみてください。
ここから、あなたの肌の上で、少しずつ香りが馴染んでいきます。
香りのストーリーの幕開けです。
感じたことをそのまま言葉にしても良いですよ。イメージしていた香りと異なるようであれば、素直にそれを伝えてください。
似た香りや他の香りをおすすめしてくれるはずです。
あるいは、少し時間を置いて香りの変化を確かめます。
香りの変化をみるって、どういうこと?
香水の多くは、ストーリー性をもっています。
時間とともに、香りがゆっくりと変化していくものが多いのです。
変化しないタイプの香水でも、徐々にやわらかく、まろやかな香りになっていくのです。
もし、より早くなじませたい場合は、1往復程度、肌の上を優しくこすってみるか、そっと手のひらで押さえてみるといいでしょう。ただし、ゴシゴシとこするのはおすすめしません。
お店にそう長い間はいられないものです。
時間とともに香りが変化していくタイプの香水の場合、最後まで香りが開ききるのに、数時間ほどかかってしまいます。
決断をするのは、この香りのストーリーを体験してからでも遅くはありません。
その場ですぐに決断する必要は、ありません。
香水を専門的に扱っているメゾンフレグランスのお店では、スタッフさんの側でもそれをわきまえていますから、スタッフさんから時間の経過によって香りが変化する旨を説明してもらえることもあります。
在庫が少ない香水や、数量限定品などで即決を要する場合以外は、香りの変化をよく観察することをおすすめします。
トップノートの第一印象で運命を感じてしまうことも多いもの。
しかし、香りの変化によって最初のイメージとは異なる香りが現れたり、香りのストーリーが意外な結末を向かえる、なんてことも少なくありません。
お店を立ち去る時のひと言
「香りの変化を見たいので、また後で来ますね」
ただ、このひと言だけを伝えれば良いです。
このひと言で、あなたが香水と向き合おうとしている意志が伝わります。
「気に入った!買いたい」と思っている場合でも、残念ながらそうではなかった場合でも、即決はしないことをオススメします。
購入する時は、香りの変化を受け入れよう
メゾンフレグランスでも、ファッションブランドが手掛ける香水も、それ以外の場合でも、香りは変化するものです。
作品が持つ本質的な香りに時間の経過が加わるだけでなく、あなたの肌に載せた後で変化が加わる場合もあります。
人によって香り方が異なったり、ムエット(試香紙)の香りと肌の上の香りが異なるなど、様々な変化の要素を含んでいるのが香水の魅力でもあります。
こうした変化を受け入れた上で購入したい、と心から思えたのなら、再度そのお店に足を運べば良いのです。
もちろん時間がない時や、その場で気に入って後悔のない場合は即決でもかまいません。
香水売り場の店員さんの多くが、自身も香水ファンであるケースがほとんどです。
あなたの肌に載せてみて感じた変化の様子をお話ししてみることで、香水の使い方をアドバイスしてもらえることもありますよ。
また、テスターを使ってみた結果、自分のイメージと異なったけれど他の香りを試したいという場合は、再度同じお店で相談してみるのも良いでしょう。
もっと他のアドバイスが欲しい場合は、同じブランドの他の店舗に向かってみるのもいいですね。
香水は、まとう楽しみはもちろん、購入するまでの楽しみもひとしおだと思います。
そのプロセスも含めて、あなたが楽しめるよう私も応援しています!
あなたの運命の一本が見つかりますように。
まとめ
いかなる場合でも、香水選びの主役はあなたです。
私もたくさん迷ったり、思わず即決したり、たくさんの香水との出会いを楽しんできました。
あなたが運命の香水と出会えるよう、応援していますね!
香水店で香りを選ぶ時に、知っておくと役立つポイント まとめ
- 気になる香水の情報をスタッフさんに伝え、香水売り場のスタッフさんを味方につけよう
- 香水の変化を観察するため、できるだけ即決は避けよう(限定品などは別)
- 買わずにお店を立ち去る時は「香りの変化を確かめたい」と伝えればOK
- 買わなかったお店に戻ってもOK、香水選びを楽しもう
フルボトルを購入する前に知っておきたい!おうちで香りを試す方法をご紹介
ほしい香水がある時、気になる香りを店頭で試したり、ムエットをいただいて帰ってくる経験は楽しいですよね。
それでも、日が経つと香りの記憶は忘れてしまうものです。
また、天気や気温が異なると、テスターを試した時とは違った香り方をすることもあります。
香り好きの慎重派、というあなたのために、おうちでじっくりと香りを試す方法をご紹介します。
それは、COLORIA(カラリア)という、気になる香水を毎月、自宅に届けてくれるサービスです。
どんな香水を取り扱っているの?
当サイトでもおなじみのラルチザンパフュームやディプティック、シャネルやイヴ・サンローランといった人気メゾンの香水約500種類を取り揃えているので、ほしかった香水がきっと見つかるハズですよ。
ムエットだけでは決心が固まらなかった、あなたが気になっている香水をおうちでじっくり試すことができます。
気になるお値段は?
人気メゾンの香水を試せるというと、気になるのがお値段ですよね。
COLORIA(カラリア)は、毎月1980円から楽しめるお手軽な価格帯となっています。
気になる香水を毎月1アイテムから3アイテムを選ぶことができます。
(毎月好きな商品を1つ選べる)
2itemプラン
(毎月好きな商品を2つ選べる)
¥ 3,260(税込・送料無料)
¥700お得
通常、ボトルで買うと約1万円以上する香水は、そう何本も揃えられないものですが、COLORIA(カラリア)を使うことで、リーズナブルに香水を試すことができてしまいます。
アトマイザーの容量は4mlです。
この4mlがどのくらいの量なのかと言うと、毎日1プッシュずつ使っても約1ヶ月使える量となっています。毎日1プッシュずつ使っても1ヶ月使えるくらいの量なら、選んだ香りが自分に合っているかどうかを充分に検討できますね!店頭でムエットをいただいてくるだけでは決められない時や、ショップまで足を運べない時にも重宝しそうです。COLORIA(カラリア)は、気になる香水が自分に合っているかどうかじっくり試したいあなたに、ぜひおすすめしたいサービスです。COLORIA 公式サイトはこちら