フエギア1833 ヤタイ(Yatay) FUEGUIA 1833

いよいよ8月。

暑さや湿気が苦手な私は、エネルギー不足になりやすい時期でもあります。

なんだか今日は疲れたな・・・心からリラックスしたい時は、敢えて肌には何もまとわないという選択肢もあると思っています。

お部屋でゆっくり過ごす時は、肌には何の香りもまとわずに、空間だけを香らせて過ごすこともあります。

今回は趣向を変えて、ルームスプレーのご紹介をしてみます。

フエギア1833のヤタイ(Yatay)という香りです。

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なぜヤタイを選んだのか

アルゼンチン発のフレグランスメゾン、フエギア1833は、一昨年の日本上陸後、ジワジワとムーブメントが起きているような気配がしています。

フエギア1833は、ルームスプレーがメイン商品ではなく、もちろん肌にまとう香水が主役です。

魅力的な作品はたくさんあるので、香水の紹介はまたの機会に譲るとして。

なぜ、このブログでヤタイを紹介しようとしたのかというと、フエギアらしい素朴な香りがヤタイだからです。

もっともこれが公式見解ではないですし、私が勝手にそう考えているだけです。

フエギアの多くの作品に感じられる特徴的な土っぽい樹木の香りは、北米やヨーロッパのフレグランスメゾンにはない、独特の素朴な雰囲気があります。

木の香りがする作品はフエギアの中にいくつもあります。

フエギアっぽさを感じさせるウッディノート=どれも同じ樹木の香り、というわけではありませんが、フエギアに入っている木の香りには、どの作品にも共通する何かがあるように感じます。

この素朴な、土が混じったような木の香りを嗅ぐと、なぜか懐かしいような気持ちになるのです。(アルゼンチンが自分のルーツでもなんでもないのに)

ヤタイの香りのストーリー

ヤタイは、聖なる樹をモチーフにした香りです。

インディアンたちが探しに探し求めて、ようやく辿り着くことができた聖なる樹、ヤタイに生る果実なんですよ、購入した時、スタッフの方にそう説明いただいた記憶が懐かしく思い出されます。

針葉樹のツンと来るウッディノートとは異なる、ぬくもりのある乾いた樹の香りを感じます。

ヤタイの香り

ヤタイの香りの中は、樹木の香りに、もいだばかりの果物の皮を剥いた時のようなフルーティーな香りが混じっています。

香りのピラミッド構造はありません。

自分の感覚の状態によって、ウッディノートと果実の甘酸っぱい香りが前後することはありますが、メインに香るのはウッディノートだと思います。

明かされている香料は3つだけ。

ヤタイの香りの構成

マルメロの実(Quince、クインスと発音する)、ナツメヤシ(Dates、デーツ)、イナゴマメの木(Algarrobo、アルガローボと発音する)

調香師:ジュリアン・ベデル(Julian Bedel)

フエギアの作品は南米の植物を香料に採用しているため、馴染みがない単語、香りとたくさん出会うことができます。

マルメロとデーツは、地中海沿岸や中央アジア、中東といった地域や、お菓子作りなど食シーンでも時々登場する果実ですが、香水の世界ではマイナー・・・ですよね。

私がはじめてヤタイを嗅いだ時は、何の香りなのかまったくわかりませんでした。

そういえばデーツは、昨今のスーパーフードとして知名度が上がっているフルーツでもあります。エスニック食材屋さんでは、ナツメヤシのドライフルーツが簡単に手に入ります。

マルメロはセイヨウカリンとも呼ばれ、カリンに似た甘酸っぱい香りを感じます。

アルガローボと発音するイナゴマメの木は、高さが10メートル以上にもなる常緑の高木で、古代から豆や果肉、種子が利用されてきたのだとか。

マメ科なのに、ずいぶんと背が高い木に育つものなのですね。ちなみにこの樹は、聖書にも出てくる樹木です。

ヤタイのラインナップ

ヤタイは、ルームスプレーとキャンドルだけの作りとなっていて、香水はありません。

むしろ、香水がない方が神秘的ですし、肌にまとわず、衣類やカーテンに香りをつけたり、空間を香らせて楽しむ特別感があるような気がしています。

秋から冬にかけては、私はジャケットの裏地にスプレーして使っています。

ジャケットを脱ぎ着した時に、マルメロの甘酸っぱい香りと樹木の香りがふんわりと広がります。

お部屋で使う場合のオススメのシチュエーションは、静かに過ごしたい時、深くリラックスしたい時にはピッタリの作品だと思います。

カーテンや空間に3プッシュして目を閉じれば、自分も聖なる樹のそばに立っているかのよう。

空間にスプレーした香りは、半日ほどで自然と消えていきます。

毎日使っていたり、締め切っていたりすると、帰宅時にほのかな香りを実感できますよ。