■そもそも、日本では香水文化はまだまだマイナー
会社勤めをしていると、自由に香水を付けて行くことが、難しい場合があるかもしれません。
特に日本では、何の香りも匂いもない「無臭状態」を良しとする、文化的な背景もあります。
これは、欧米と比べて体臭が弱い、日本人らしい慣習とも言えるでしょう。
伝統的な日本企業や、商談といったオフィシャルなONの場面などでは、無臭を求められる傾向が強いようです。
日本では、欧米と比較すると、香水を付ける習慣や文化はまだまだマイナーと言えるでしょう。
香水好きのあなたも、この点に気をつけてみてくださいね。
■他の人にとって迷惑な香り・・・「香害」
また、選んだ銘柄や香りの強さがTPOに合わない時・・・
香りを害悪になぞらえて、「香害」と呼ぶことがあるようです。
■香りはTPOに合わせて使おう
自分では「良い香り」と思って付けているのに、周りから「香害」と呼ばれてしまっては逆効果ですよね。
香りのマナーを守りながら、香水を会社につけていく場合のポイントをまとめました。
■そもそも、香害の原因って・・・
「香害」は、付ける香りの濃度が強すぎたり、付ける量が多すぎる時のマナー違反と言っていいでしょう。
次いで意外に気が付きにくいのが、こちら。
香水を身体に付ける場所が的確でない場合も思わぬ「香害」の原因になってしまいます。
■朝、香水を付ける量は?
通勤する時、仕事がある昼間に香水を付けて行きたい場合、自分で思っているよりも弱め・少なめに香りをまとうように、気をつけてみてください。
※香水の種類や銘柄によって、付ける量は異なります。
目安として、1箇所に1〜2プッシュ
朝の低い気温の中で付けた時と、日中の温かい気温の温度差で、香りの拡散具合が異なることもあるのです。
また、昼間に体温が上がって、自分が思っているよりも周りに香りが広がっている、なんてことも。
■香水を付ける前に
基本的に、香りは、下から上へと立ち上っていきます。
液体状のフレグランス製品の成分は、大半がアルコールでできています。
このため、大気より軽いアルコールが上へ上へと揮発していくことを忘れないでくださいね。
■香水を付ける場所
まず、手首にシュッと吹き付けて、出かけるのは止めましょう。
腕を振るといった動作で、香りが広がるため、自分で思っているよりも拡散効果が高いのです。
また、手首に付けた香水を耳たぶの下に伸ばすのはNGです。
耳たぶの下には、大きな血管が走っているため、体温が高く、より拡散効果が高い部位なのです。
また、耳たぶは高い位置にあることから、周りの人の鼻の位置の近くで香ることにも繋がります。
職場の隣の席や、満員電車の隣の人といった、周りにはっきりとわかる香り方となってしまいます。
オススメは、日中は腰から下にだけ付ける纏い方です。
くるぶし(足首の内側)、膝の裏にだけ付けると、動いた時にふわりと香りが広がります。
パンツを履いて行くときは、くるぶしだけ、スカートの時は、両方でも良いですね。
香水は衣服のシミになることもあるので、布地に直接付けないようにしましょう。
■下半身だけに香水を付ける狙い
香水が下から上に立ち上る性質を利用し、時間が経つにつれて、自分の周りに香りが拡散する効果を狙いましょう。
どんなに良い香りでも、付け過ぎは悪印象になってしまいます。
TPOを意識した香水使いを覚えて、ほんのりと香るイイ女を目指してくださいね。